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壁のテレビ端子を増設する方法|費用相場、自力工事の方法も解説

アンテナのお悩み対策
2024.07.16 更新
壁のテレビ端子を増設する方法

こんにちは!
みんなのアンテナ工事屋さんの田村です。

壁にテレビ端子を増設する方法を紹介します。
戸建て住宅でテレビを見たい部屋にテレビ端子がないと不便ですよね。
テレビ端子とは、上の写真のような丸い差口のコンセントのことです。

このようなときは、壁の中にあるテレビの線を分配して引いてくることにより、室内でテレビを見られるようになります。
この記事では、テレビ端子の増設費用、増設方法について解説します。

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テレビ端子増設の費用相場は4〜6万円

テレビ端子増設の費用相場は4〜6万円ほどとなります。
これはプロの業者に依頼した場合、なおかつ、きっちりと壁内配線をした場合の金額です。

建物の構造によっては、追加料金がかかる場合もあります。
とくに鉄筋コンクリートの「壁貫通」が必要な場合、工事費が10万円を超えてしまうこともあるので注意してください。

ただしテレビ端子の増設費用は、工事する場所(部屋の位置)により数百円〜数万円の差が出るため注意してください。

テレビ端子の増設はDIYできる?

テレビ端子の内部

テレビ端子の増設は、コンセントボックス・取付枠・カバーなどの部品を用意すれば、自力で工事することも可能です。
ただし、住宅施工や配線のスキルと知識が必要になるので、初心者の方にはオススメしません。
次の2つの条件に当てはまる場合のみ、テレビ端子増設のDIYが可能です。

  • 持ち家に住んでいて、壁の工事をしても問題ない
  • 既存のテレビ端子のちょうど裏側に端子を増設できる

集合住宅の場合、管理会社の許可なく工事をすることは禁止されています。
条件をクリアした方のみ、次章で紹介するDIY方法へ進んでください。

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壁のテレビ端子を自分で増設する方法

テレビ端子がある部屋の隣の部屋(壁1枚を挟んで向かい合わせる位置)に端子を取り付ける方法と注意点を紹介します。


テレビ端子の直列ユニットやカバーは、ホームセンターのほか、amazonなどのネットショップで購入できます。
使用する商品のamazonリンクを下にまとめました。

テレビ端子増設で必要な物

このほかに壁貫通用の電動ドリル、キリ、ドライバー、作業用手袋、ビニール紐があると便利です。

※ 直列ユニット(テレビターミナル)は、住宅の受信システムによって購入する種類が異なります。 この下の章でくわしく解説します。

テレビ端子増設の流れ

1壁の裏側に穴を空ける

テレビ端子がついている壁のちょうど反対側に、鉛筆などで印をつけて穴を空けます。
キレイにくり抜くには、ドリルで数カ所に穴を空けたあと、キリでつなげるようにするとうまくいきます。

※ 石膏ボードの壁を想定しています。 分厚い鉄筋コンクリートの壁は加工が難しいため、プロの施工業者に相談しましょう。

2表側のテレビ端子のプレートを外す

すでについているテレビ端子のプレートをドライバーですべてはずし、同軸ケーブルを取り出します。

3同軸ケーブルを分配器につなぐ

壁の中の同軸ケーブルを新しい分配器につなぎます。
分配器は壁の中にしまい、1本の線は既存の直列ユニットに、もう1本の線は新しい直列ユニットにつなぎます。

直列ユニットにケーブルをつないだところ

作業のときは、壁の中にドライバーや部材を落とさないよう注意しましょう。
もし壁内にものを落とすと取り出すのが大変なので、プレートなどにゆるく紐をつけた状態で作業すると安心です。

4プレート内枠を壁に取り付ける

プレート内枠に直列ユニットを取り付け、C型ハサミ金具とプレート内枠を組み合わせましょう。
上下のネジをゆるく挿した状態で壁を挟み込み、位置を確認しながらドライバーでしっかりと固定します。

5プレート外枠の枠を壁に取り付ける

プレート外枠に同梱されている枠を壁に固定しましょう。
床に対してカバーが垂直になるよう、ドライバーを使ってネジを締めてください。

6プレート外枠のカバーをはめる

最後にプレート外枠のカバーをはめてください。
反対側も同様に処理したら、完成です。お疲れさまでした。

テレビをつないでみて、もしも電波が足りずノイズが発生したり、特定のチャンネルが受信できなくなった場合は、ブースターを使って電波を増幅してみてください。

テレビ端子の増設作業に資格は必要?

テレビ端子の増設作業に特別な資格は必要ありません。
ただし下の写真のように、テレビ用の直列ユニットと電気のコンセントがセットになった壁端子に手を入れる場合は、第二種電気工事士の資格が必要です。
※ 下の写真は、みんなのアンテナ工事屋さんの職人が直列ユニットを交換したときのものです。

コンセントとテレビ端子一体型の工事

コンセント一体型のテレビ端子を増設したいときは、プロのアンテナ工事会社に依頼してくださいね。

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直列ユニットは受信システムによって使い分ける

テレビ端子の「直列ユニット」には種類があり、住宅の受信システムによって使い分けが必要です。
この章では、直列ユニットの選び方についてくわしく解説します。
まずは受信システムの違いと、確認方法を見てみましょう。

分配方式と送り配線方式の違い

住宅の受信システムには「分配方式」と「送り配線方式」があり、それぞれ使う直列ユニットが異なります。

お家の受信システムと使用する直列ユニット

上記2種類のうち、戸建て住宅でよく使われているのは、分配方式です。

  • 伝送損失が少なく、テレビへの入力レベルが高く取れる
  • 施工後のメンテナンスが比較的容易

上記のメリットがあるため、新しい住宅では分配方式が多く採用されています。
ただし一部の戸建住宅やマンション・アパートでは、送り配線方式が採用されることもあります。

受信システムを確認するにはテレビ端子のカバーを複数外す

「うちの受信システムはどちらなんだろう?」と思ったら、テレビ端子のカバーを外して中の直列ユニットを確認してみてください。

送り配線方式の直列ユニットは、アンテナケーブルが2本接続されています。
外側から見ただけでは中継用の直列ユニットがどこにあるかわからないので、必ず複数のテレビ端子を確認してみてください。

直列ユニットの選び方

分配方式の住宅では、通常のテレビターミナル(テレビ端子増設の章で紹介した直列ユニット。Panasonic商品には「分配配線方式」の記載あり)を選んでOKです。

ただし送り配線方式の住宅では、テレビ端子、中継用、端末ダミー付を用意し、それぞれ使い分ける必要があります。
送り配線方式の住宅で使用される直列ユニットは、全部で6種類です。

送り配線方式では直列ユニットを使い分ける

このように、送り配線方式の直列ユニットは商品選びや配線経路の把握がたいへんです。
送り配線方式のテレビ端子の増設作業は、プロの工事会社に依頼することをオススメします。

困ったときは、プロのアンテナ工事会社に依頼してくださいね。
みんなのアンテナ工事屋さんでは、テレビ端子の調査・お見積もりを年中無休で受け付けております!

📞: 0120-769-164


ここまで、テレビ端子がない部屋でテレビを見る方法と注意点を紹介してきました。
しかし自力での対処法はあくまでも応急処置であり、根本的な解決方法にならない可能性を頭に置いてください。

テレビ端子の増設で電波の受信不良が起こる?

テレビ端子を増設して、住宅にテレビを1台増やすということは、もともとの供給されていた電波を新たに振り分けるということです。
その結果、テレビ1台あたりの電波供給が少なくなり、下のような受信不良が起こる可能性があります。

  • テレビの映像に「ブロックノイズ」が入る
  • 特定のチャンネルだけ映らなくなる

「ブロックノイズ」とは、映像の1部がモザイクのようなブロックに変換されるノイズのことです。

デジタル放送のノイズ

集中してテレビを見ている時にノイズが入ると、気分も台無しになってしまいますよね。
「ある程度の画質の悪さは仕方ない。テレビを視聴できればそれでいい」と割り切れる人なら良いかもしれませんが、綺麗な映像を見たい方にとっては、かなりのストレスになるのではないでしょうか。

電波の受信不良を解消する方法

電波の受信不良を解消する方法は2つあります。

  • アンテナ自体を電波の強いものに交換する
  • ブースター(増幅器)を設置する

アンテナ交換とブースターの導入、2通りある手段のうち、どちらを施工するかは、現地の電波状況を見て判断します。
場合によっては、両方を施工することもあります。

ブースターとは何か

ブースターとは、アンテナが受信した電波を増幅する装置のことです。
新築にアンテナを取り付ける際には、ほぼ必ず設置します。

ブースター

ブースター単品の費用相場は、5,000〜15,000円ほど。
性能によって幅があります。

ブースター工事は電気工事のプロに任せよう

ブースターの設置と調整作業は、電気工事の知識と技術が必要です。
ブースターは増幅部と電源部、2つのパーツにわかれており、増幅部は屋根上のアンテナの側に設置します。
電源部は屋根裏など、点検口の中に安置します。(簡易的な卓上ブースターはテレビとつなぐだけでOKですが、その分性能が落ちます)
高所や屋根裏での作業と、動作利得などの電波の知識、両方が求められます。
ブースターの設置工事は、プロのアンテナ工事会社にまかせましょう。

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みんなのアンテナ工事屋さんのテレビ端子増設の費用

みんなのアンテナ工事屋さんでは、テレビ端子の増設や交換に対応しております!
年中無休・即日工事対応可能です。 基本料金(※)は次の表をご覧ください。

工事内容 基本料金(税込)
テレビ端子増設 45,000円〜(※ 壁貫通工事を含む)
テレビ端子交換 10,000円〜
アンテナ新規設置 16,500円〜(※ UHFアンテナ)
ブースター工事 16,500円〜

※ 部材費、配線工事、電波受信レベル確認、チャンネル設定、宅内工事の養生を含みます。別途発生する出張費用はお電話にてお問い合わせください。

その他のくわしい料金は次のページをご覧ください。
アンテナ工事の費用・価格一覧

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他社との相見積もりも大歓迎ですので、お気軽にご相談くださいね。
現地調査・お見積もりは無料です。

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この記事のまとめ:テレビ端子がない部屋でもテレビは視聴できる

最後まで読んでくださってありがとうございます!
最後に、この記事のまとめをおさらいしましょう。

  • テレビ端子がない部屋でテレビを見るには、 無線や室内アンテナを使うか、テレビ端子を増設する
  • 新しい直列ユニットの選び方は住宅の受信システムによって変わる
  • テレビ端子の増設や交換は電波の受信不良を起こしやすいので、プロのアンテナ工事業者に任せたほうがいい

記事の中でもお伝えしましたが、テレビ端子の増設は複雑で、手間のかかる作業です。
それだけでなく、新しく設置する直列ユニットの種類を間違えると、テレビが映らなくなってしまうことも…。

テレビの電波のことは、アンテナ工事のプロに任せるのが1番です。
私たちみんなのアンテナ工事屋さんは、テレビ端子の増設・交換、アンテナの設置工事、ブースター工事のすべてに対応しております。

当社の施工事例を知りたい方は、アンテナ工事の施工ブログをご覧ください!
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それでは、この記事を読んだあなたがテレビを楽しめることを祈っています!
みんなのアンテナ工事屋さんの田村がお送りしました。

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