テレビアンテナにブースターは必要?選び方は?詳しく解説します!

こんにちは!みんなのアンテナ工事屋さんスタッフ川村です。
あなたはこんな疑問を抱えていませんか?
「テレビアンテナにブースターを付けると、テレビ映りがよくなるって本当?」
「ブースターが必要みたいだけど、どうやって選べばいいの?」
あまりなじみがないブースター。 そもそもの必要性や選び方、設置の仕方などわからないことだらけですよね。
実はブースターをはじめとする周辺機器は、選び方や設置の仕方にかなり注意が必要なんです。
よくわからないまま選ぶと、テレビ映りが悪化したり、思わぬトラブルが起こる可能性も…!
「ブースターをつけたらテレビが見れると思っていたのに…(泣)」なんてことになったら嫌ですよね。
今回はブースターでお悩みのあなたがトラブルにあわないために、次の内容を紹介します。
- ブースターの基礎知識
- ブースターの選び方
- ブースター設置で起こるトラブル
ブースターの基礎知識や選び方を知って、トラブルなくテレビを楽しみましょう!
それではまいります!
知っておきたい!ブースターの基礎知識
「そもそもブースターってなに?」
ブースターとは、アンテナで受信した電波を強くする機器です。
アンテナの直下に設置されることが多く、四角い箱のようなかたちをしています。
設置する前に、ブースターの基礎知識を知っておくことがトラブルを防ぐコツ!
ということで、ここでは次の2つを紹介します!
- ブースターが必要なとき
- ブースターの設置場所
ブースターが必要なのはどんなとき?
「具体的にどんな時にブースターを設置すればいいのかよくわからない…。」
なんとなく必要な気はしていても、詳しくはわからないという方がほとんどだと思います。
ブースターが必要になるのは、アンテナで受信した電波が弱くなったときです。
「電波が弱いときって…?」 「どういう時に電波が弱くなるの?」
電波が弱くなるときにも、大きく3つのパターンがあります!
- 住んでいる地域の電波が弱いとき
- 複数台でテレビを見るとき
- アンテナからテレビまでの距離が長いとき
1つずつ見ていきましょう!
電波が弱い地域に住んでいる
私たちは、近くの電波塔から送られる電波をアンテナで受信してテレビを見ています。
しかし、電波塔との距離、周りの建物などの障害物が関係して、届く電波の強さが地域によって異なります。
電波が弱い地域に住んでいると、受信感度が高い八木式アンテナであってもうまく電波をキャッチできないことが多いです。
そこで活躍するのがブースター。 ブースターを通じて電波を増幅させることで、電波が弱い地域でも安定してテレビを楽しむことができるようになります!
複数台でテレビを見るとき
「複数台でテレビを見るのとブースターはどう関係しているの?」
複数台でテレビを見るときには、分配器という周辺機器が必要になります。
分配器とは文字通り、アンテナで受信した電波をそれぞれのテレビや部屋に分配する機器です。
この分配器を使って電波を分けると、テレビ1台1台に届く電波がどうしても弱くなってしまいます…。
その弱くなった電波を取り戻すために、ブースターを使って電波を増幅させるというわけなんです。
アンテナからテレビまでの距離が長い
アンテナで受信した電波は、ケーブルが長くなればなるほど電波が弱まります。
そのため、映りが悪くて悩んでいる方で
「テレビまで届かないから長いケーブルを使っている」 「模様替えをしたらケーブルが届かなくなったので延長した!」
という場合は、ブースターの設置をすることで映りがよくなる可能性があります。
「ケーブルを延長してからテレビの調子が悪い…」というときは、「【延長・交換】テレビアンテナケーブルの選び方・つなぎ方を解説!」をチェック!
ブースター以外の解決策を詳しく紹介しています。
ブースターはこう選ぶ!チェックすべきポイント5つ
お待たせしました!
ここでは、ブースターを選ぶ時にチェックしてほしいポイントを5つ紹介します!
その5つとはこちらです。
- ブースターの種類
- 見たい番組に対応しているかどうか
- 利得
- 定格出力
- 雑音指数
「うーん…。なんか難しい言葉だなぁ…。」
それぞれがどんなものかも詳しく紹介していくので、ご安心ください!
どのブースターを選べばいいのか迷ったときは、ぜひ参考にしてくださいね。
屋内型か屋外型か
ブースターは大きくわけると、屋内型と屋外型の2つの種類に分けられます。
それぞれの特徴や選ぶときの目安はこちらです。
屋内型 | 屋外型 | |
---|---|---|
設置場所 | テレビの近く | 増幅部:アンテナの近く (屋根上、ベランダなど) 電源部:テレビの近く (据え置き、壁など) |
増幅効果 | 屋外型よりも増幅効果が低い | 増幅効果が高い |
選ぶときの目安 | テレビの台数を増やした少し映りが悪い程度 | 電波が弱い地域に住んでいるテレビをつけてもほとんど映らない |
屋内型はブースターの電源部と増幅部が一緒になっていることが多いです。
日本アンテナ 4K8K対応 卓上型ブースター 地デジ/BS・110°CS増幅 33dB型 2出力 高さ33×幅121×奥行90mm シルバー NAVB33SUE-BP
価格:9,680円 (2020年12月3日17:30時点の価格)
- 地デジ、BS/CSの両方に対応
- 4K8K対応
- 利得調整可能
一方、屋外型は電源部と増幅部が別々になっていることが多いです。
DXアンテナ CS/BS-IF・UHFブースター(33dB/43dB共用形) 【2K 4K 8K 対応】 デュアルブースター 家庭用 CU43AS ホワイト
価格:5,320円 (2020年12月3日17:30時点の価格)
- 地デジ、BS/CSの両方に対応
- 4K8K対応
- 利得切替可能
一般的には、テレビがほとんど映らないくらい電波が弱い地域に住んでいるときは、建物全体をカバーするような屋外型ブースターの設置がおすすめです。
分配器を使っていたり、少し映りが悪い程度であれば、屋内型ブースターでもテレビ映りが解決することがあります。
お客様の状況によってどちらがベストか?というのは変わってくるので、「どっちを選べばいのか分からない!」という時はアンテナのプロに相談してみましょう。
見たい番組に対応しているか
ブースターによっては対応しているものが地デジだけだったり、BS/CSだけだったりします。
購入する前に、使用するブースターが見たい番組に対応しているかどうかチェックしましょう。
4K8K対応のテレビやアンテナを使っている方は、ブースターも4K8Kに対応しているものを選んでくださいね!
利得(ゲイン)の大きさ
「利得ってなに…?」
初めて聞く言葉で戸惑う方も多いかもしれません。
利得はそのブースターがどれくらい電波を増幅できるのかを表す指標で、dB(デシベル)で表記されます。ゲインと呼ばれることもあります。
迷ったときは、できるだけ利得が大きいものを選びましょう。
調整機能があるとさらにGOODです!
定格出力の大きさ
定格出力はブースターの最大出力レベルのことで、dBμVという単位で表記されています。
ブースターの定格出力の範囲を超えると、テレビの映りが悪くなったり受信できなくなったりすることがあります!
そうならないためにも、迷った時は定格出力ができるだけ大きいものを選んだほうが安心です。 調整機能があるものを選ぶとさらにいいでしょう。
雑音指数の低さ
雑音指数とは、受信した電波がどれくらいノイズの影響を受けているのかを表すものです。
NFと表記されることもあります。
迷ったときは、できるだけ雑音指数が低いものを選ぶのがベター。
数値が低いほど、受信した電波の質を落とすことなくテレビまで届けることができます!
1にできるだけ近い値のものを目安にして選んでみましょう。
ブースターの設置手順は?
「ブースターはどうやって設置するの?」
という方のために、ここでは屋外用ブースターの設置手順をかんたんに紹介します。
1アンテナの支柱(マスト)にブースターの増幅部を取り付ける
2テレビの裏などの室内に電源部を取り付ける
3同軸ケーブルに防水キャップやコネクターを付ける
4ブースターに同軸ケーブルを接続する
5ブースターを調整する
屋外型のブースターの場合、アンテナの直下に設置するのがもっとも効果的。
ただし、アンテナ本体と1m以上の間隔をあけるようにしましょう。
また、分配器など雑音の原因となる機器の近くに設置しないのもポイントです。
とはいえ、ブースターは設置場所や配線方法を間違ってしまうとテレビ映りは改善しません…。さらに、ブースター障害を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
また、屋外用ブースターの設置は、屋根上での作業になります。
落下してケガをする危険性があるので、プロの業者に設置をおまかせしたほうが安心です。
設置の前にチェック!ブースター設置のトラブル2つ
ブースターを選ぶときにチェックすべきポイントは次の5つでしたよね!
- 屋内型か屋外型か
- 見たい番組に対応しているかどうか
- 利得が大きいもの
- 定格出力が大きいもの
- 雑音指数が低いもの
とはいえ、ご自分でブースターを選んで設置すると思わぬトラブルが起こる可能性があるんです!
トラブルなくテレビを楽しむためにも、設置の前にチェックしていきましょう。
トラブル1:ブースターを設置しても映らない!
私たちのもとには、お客様からこんな声がよく届きます。
「ブースターを設置したのに、余計に映りが悪くなった気がする…。」
ブースターを設置しても変化がないどころか状況が悪化したときは、次の2つが原因のことが多いです。
- アンテナレベルが低い状態で設置した
- 電波が強すぎた
アンテナレベルが低い状態で設置した
アンテナレベルとは、アンテナで受信した電波の品質を表すものです。
このアンテナレベル、ブースターの設置では改善できません…。
というのも、アンテナレベルが低いときは、アンテナの設置場所や方向のズレなどアンテナ本体に問題があることが多いからです。
アンテナレベルが低い状態でブースターを使うと、質の悪い電波を増幅させることになります。そのため、アンテナレベルがさらに下がったり、余計に映りが悪くなったりしてしまうんです…。
「テレビ映りが悪くて、アンテナレベルを確認したら低かった!」という場合は、アンテナの設置場所や方向を調整してアンテナレベルを回復させましょう!
そうすることでキレイな映像のテレビを楽しむことができますよ。
電波が強すぎた
「電波は強ければ強いほどいいんじゃないの?」
こう思っている方も多いと思いますが、実は違います!
電波は弱すぎても強すぎてもダメなんです…!
電波が強すぎてテレビが映らない時は、ブースターの利得や定格出力を調整したり、アッテネーターでの調整が必要になります。
「アッテネーター…?また難しい言葉だ…。」
アッテネーターはブースターと反対の役割をする機器と思っていただければOKです!
強すぎる電波を弱めて、安定してテレビを楽しめるように調整します。
しかし、ブースターやアッテネーターを適切な数値に調整するのは、一般の方にはなかなか難しい作業です。
私たち作業員も、かなり細かく色々な数値を測りながら、お客様がキレイな映像でテレビを楽しめるように調整しています。
よほど知識がない限り、ご自分での設置や調整には時間がかかったり、失敗がともないます。 実際に「自分でやってみたけどうまくいかなかった…。」というお客様からのご依頼も多いです。
「とにかく早くキレイな映像でテレビが見たい…!」という方は、ぜひ私たちみんなのアンテナ工事屋さんにご相談ください。
最短30分で、テレビ映りに悩むあなたのもとへ駆けつけます!
トラブル2:ブースターの異常発振
異常発振とは、ブースターの出力側にある電波が入力側の電波に逆戻りすることで起きる現象です。
スピーカーにマイクを近付けると、「キーン」という大きな音が鳴るハウリングが起こりますよね。これも発振の一種です。
異常発振が起こると妨害電波が発信され、テレビの映りが悪くなったり、画面が真っ黒になるといった障害が広い範囲に発生します。
1台の発振が、携帯電話など他の機器に影響を与えたり、数百〜数千世帯のテレビに影響を及ぼすなんてことも…!
「え、妨害電波ってそんなに大変なんだ…。」
心配になると思いますが、正しく設置すれば異常発振が起こることはありません!
異常発振が起こるのは次のような場合です。
- ブースターの劣化・故障
- 設置・接続の不良
- 利得の調整ミス
- ケーブルの束ね、ねじれ
一般の方が設置するときはどうしても上記のことが起きやすいです。
「キレイなテレビを見たかっただけなのに、他の家に迷惑をかけてしまった…!」なんてことにならないためにも、ブースターの設置は専門業者に依頼するのがオススメです。
私たちみんなのアンテナ工事屋さんでは、ブースターの交換も行っております。
「ブースターを設置してから結構な年数たっているけど大丈夫かな?」
「自分でブースター設置してトラブルにあったら嫌だな…」
という方は電話やメールでの無料相談も行っていますので、どうぞお気軽にご相談くださいね!!
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ここで、この記事のポイントをおさらいします!
- ブースタは電波の強さを増幅する機器
- ブースターは見たい番組、利得・定格出力の大きさ、雑音指数の低さで選ぶ
- 間違った設置はテレビ映りの悪化や電波妨害を引き起こす
ブースターをはじめとしたアンテナの周辺機器は、よほどの知識がないとご自分での選定や設置が難しいのが正直なところ。
実際に「自分で設置してみたら余計に映りが悪くなってしまった…。」というお客様からのご相談も多いのです。
ご自分でやりたい!というお気持ちも分かりますが、ご自分でのブースター設置にはトラブルがつきもの。 トラブルにあわないためにも、知識と経験豊富な業者に依頼しましょう。
私たちみんなのアンテナ工事屋さんでは、みなさんが快適なテレビライフをおくれるように全力でサポートいたします!
お電話やメールでのご相談やお見積りはもちろん無料です。
ささいな疑問や不安でもかまいませんので、お気軽にご相談くださいね!
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この記事を読んだみなさんがトラブルなくブースターを設置し、キレイな画面でテレビを楽しめますように。
以上、みんなのアンテナ工事屋さんスタッフ川村でした!